Fragile [2007.12発行]

Date
2007-01-23 (火)
Category
天使奏楽堂の本

恋を禁じられたふたりが向かうのは、楽園か煉獄か──
自称硬派な文芸サークル「天使奏楽堂」定番の妹系純文学短編。

夜の空港。硝子張りの壁と天井。雪の所為で遅れたフライトスケジュール。恋を禁じられたふたり。
兄妹を乗せた飛行機が辿り着く先のことを、まだ誰も知らない。

いつも通りの妹萌え暴走を燃料にどこまでもフライトしかねない勢いの桜野が、例によって例の如くすごい勢いで萌える妹を描く妄想作☆誰か止めていいえいっそ誰も止めないで

2006年12月発行。頒布価格300円。頒布予定はイベント予定カテゴリから確認してね。

振り返って今回の本はすごい楽しかったですよ。書いてる間キツかったけど意外と腰を据えて向かうことができたし、春からあたためていたネタをなんとか完成できた嬉しさもあるし。
そして「Fragile」では妹がカワイイの。いままでの気が強い妹も桜野的にはツボというか、「一見すごくできる男に見えるのに実はけっこうダメな男」的な兄と、「華奢な外見とは裏腹に芯が強くて意志も強いていうか妙に強情」な妹っていう構造がツボなんですけど、今回の妹はドリィム炸裂の頼りなげで線の細い女の子。そして兄は天使奏楽堂では(兄以外の男子にしても)珍しく根性も据わってるし計画力遂行力ともに優れていそうなタイプ。
あと夜の空港って寂寥感にあふれてていいね、っていうのを書きたかった。人少ないしね。土産物屋も閉じてるしね。また飛行機乗りたい。今度は札幌に行きたいぞ。

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