TYPE-A

Date
2007-02-15 (木)
Category
みうみうにっき

熱が下がらないのでどうにもおかしいなと思っていたら、大学時代の親友がありがたいひとことをくれた。
「それインフルエンザじゃないの」と。
薬がきかないとか熱が大概高すぎるとか気になる点がいくつもあったのだけれど、
セオリー的に咳から発症するインフルエンザというのはまあまずないんじゃないかと高をくくっていた。

午前中の診療に間に合うようによろよろと家を出て病院へ行くと、待合室はやたらすいていてわたしともうひとりしかいない。わたしが問診表をかいている間にひとり出てきて、もうひとりと入れ違いになった。
それほど待たずに診察をうけることができて良かったと思う。

初老の医師は電子カルテをよろよろと操作していた。全身に「不慣れ」「最近導入しました」「いまいち使い方がわかっていません」オーラを漂わせる。自信ありげな表情をするのは、端末から目を逸らして患者にむきあう時だけだった。一生懸命新しいものを覚えていこうとしている初老の男性は、どうしてこんなにかわいらしいのだろう。

検査の結果はみごとインフルエンザ。A型のところにくっきり赤い線。
タミフルもらってきたんですが、まだまだ体温が下がらないようです。むしろ劇症化してきた気配……

どうでもいいつまらないことを思い出した。
きょうの病院はたまたま空いていて幸運だったと思うが、わたしが医者にかかるときというのは何がしかの理由で待たされる事が多い。ばかみたいに混雑してるとか、わたしより重症の患者が運び込まれるとか、そんな調子。

六本木の広告制作会社に勤めていた頃、どうしても休めないぱつんぱつんのスケジュールの中、咳と鼻水を伴う風邪様の症状を呈したことがあった。打ち合わせの隙を縫って、最寄りの病院へ。
その「最寄りの病院」がうっかり「六本木ヒルズクリニック」。

予想通り混んでいたのだけど、そこらを行き来する外人の患者さんの多いこと多いこと。
そして待合室には日本語の雑誌より英語の雑誌の方が多いんじゃないかというフシギ品ぞろえ。
流石ヒルズは日本じゃないなと思ったのでありましたよ。

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