アデラローズ、昼光源にて

Date
2009-05-29 (金)
Category
clothes | 音楽の話

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朝出勤直前にどたばたとトルソに着せてデジカメ放置して、帰宅してデータ確認。
難しい色だね。コンデジのオートでは無理かもしれない。
着色、というか、マスク切ってまで補正する気力がなかったので、そのうち一眼で撮り直せたらいいな。

というわけで、アデラローズの色は公式サイトの色と全然違うのでした。
もっと落ち着いた、穏やかな、深みのあるオフ白。薔薇がどちらかというと青み寄りピンクなのも相まって、生成りに寄っている白だとは思うけど、蒼ざめたような白、にも見える。

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本日のBGMとそれにまつわるどうでもいい話は追記にて。

ありえないくらいフォーレが好きで好きで仕方ない、好きすぎて版違いの同じ曲の楽譜とか買っちゃうわたしですが、本日のBGMはゆるい感じの管弦楽集。「シャイロック」や「ペレアス」とか美味しいところ取りの。このCDには「ドリー組曲」の管弦楽版が収録されていて、ドリー組曲に十代の甘しょっぱい思い入れのあるわたしは、なんともいえない


なんともいえないせつないきもちになったことがあるかーい(それは電気GROOVE)

ものすごく仲の良かったいっこ下の後輩と連弾する企画で、この曲をやったことがある。
いっこ下の後輩は学年でいちばんにばんとかいうピアノの上手さで、しかも後輩のご母堂はピアノの先生で。
当然のようにわたしがプリモ、後輩がセコンド。本番前にご母堂にみてもらおうということで、彼女の家に遊びにいった。

後輩はこともあろうにご母堂に、わたしが師事している先生の名前を話していた。

わたしは念の入った楽譜ヲタクだけれど、ピアノが上手いという訳ではない。むしろ下手だ。そんなわたしが当時師事していた先生は、専門的に勉強している人が師事したくてもなかなかできない、論文も演奏も研究内容も世間によく知られた人だった。別にコネがあった訳ではなく、たまたまその枠だった、というだけなのだが。

ご母堂はわたしたちの演奏をひととおり聴いたあと、後輩にひとことふたことご母堂ならではのキツいつっこみをしたあと、わたしにむかってこう言った。
「あなた、○○先生のお弟子さんなんでしょ? らしくないわねえ」
悪気をもってわたしにこう言う人はいくらでもいた。つい最近までブルグミュラーやってました、がいきなりその門下でモーツァルトとかよちよち弾いてる訳だ。面白くない連中なら山のように。そういう狭い世界でもあった。だが、ご母堂は違う。ほんとうに残念そうにそうつぶやいたのだ。
その後ご母堂に直されたのは、いちばん自信があった箇所のフレーズの立て方。
「その旋律の起伏とか、○○先生なら絶対うるさく言うだろうけど」

ほんとうに残念そうに言われたその言葉と、そのときの後輩の家の風景、
帰宅してから珍しくまじめに練習したこと、そんなことまで鮮明に曲とともに思い出してしまう。甘しょっぱい。ていうかしょっぱい。とにかくしょっぱい。
しかも本番の演奏のことはほとんど覚えてないとかいう華麗なオチまでついて。

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