2007年06月

Entries Title

トレンドの最先端を体験

Date
2007-06-27 (水)
Category
みうみうにっき

流行に敏感な今どきのナウなヤングもなかなか体験できない
話題沸騰の最先端を体験中です!


……はしかだけどな

懐かしい香り

Date
2007-06-22 (金)
Category
clothes

hcomb.jpg


電車を降りてふと立ち止まると、どこかから懐かしい香りがしたような気がした。
ベリーの甘い香りと、シナモンの効いた紅茶のような。暖かい部屋の日だまりのような。
真冬にベッドの中から出られなかった頃、身体を温めるために入れてもらったチャイの香りに似ている。

その香りが自分のブラウスから漂っているのに気づくまで、少し時間がかかった。

ブラウスを仕舞っているクローゼットには、ローラ・アシュレイの香り紙を入れてある。たしかあれの香りの名前が「Winter Garden」とか「Winter Fruits」とか言ったような気がする。だいぶ前に軽井沢で買って帰ったものの、なかなか使う機会がなくて死蔵していたものを、ここへきて最近使い始めたのだった。

しばらく着ないでしまっておいたブラウスだったので、香りがしっかり移ったのだろう。

懐かしい冬の香り。甘いあまいチャイの香り。どうしてもチャイを飲みたいといって、牛乳を買いに走らせたこともある。わがままばかりのわたしを「許してくれている」ことの重さを、いまさらながらに思い出す。

盛夏ものの薄いブラウスから冬の香りがするという、このなんとも言えぬ矛盾には目をつむることにしよう。
#いやそこが普通最大のつっこみどころかと思うぞ……

JSK/honeycomb factory*couturier
SK,BL/Emily Temple Cute

海の向こう空の果てで

Date
2007-06-19 (火)
Category
clothes

greenrose.jpg

クチナシ柄とかあればタイムリーだったんだろうなあと思いつつ、今日は涼しげな夏の薔薇。葉のいろの緑とはちょっと色みが違って難しいかなと思っていたけど、このボレロも意外と合う。

今このblogの「Brand List」で各ブランド毎のタグをみると、いちど載せた服も一緒に表示されて、紛らわしいこと限りない。
服カテゴリの中にサブカテゴリでブランドリストみたいにして、その中をちょっと整理しようかと検討中。そのページだけのテンプレートを作って、写真がみやすいように並べられたらいいのだけれど。

OP/Jane Marple
ボレロ/Emily Temple Cute

わたしを連れていって
連れていって
あなたの まなざしの先
海の向こう
空の果てで
わたしが必要でしょ

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今更ほじくり返してどうこうしようとしている歌。
DTMは敷居が高いね。
そういえば昔某音大の電子音楽学科には入学時に数学の試験があったけど、今もそうなんだろうか。

窓の向こう

Date
2007-06-18 (月)
Category
物語とことば

夏の夜にはまだ早いような気がしなくもないけれど、
わたしの中では梔子は夏の花だ。

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生まれ育った杉並のちいさな家の前には、ヒマラヤスギの並木があって、真夏には剪定されるそれらの枝がさせる、濃密な針葉樹林の香を嗅いでいた。
嘗てわたしの祖父が所有していたはずの隣の土地には、眩暈がするような美しさのヤエザクラがあって、小さかったわたしはその枝を欲しがって泣いた覚えがある。わたしが泣いた日にはもう、そのヤエザクラは隣地の持ち主のものだったから、祖父がそのヤエザクラを所有していた頃などわたしは知る由もない。
父の転勤で家族そろってその家を離れ、数年して戻ったときには隣の家も建替えていて、かのみごとなヤエザクラは見る影も無くなっていた。それからまた数年して、目の前の並木のヒマラヤスギは、その樹齢と弱りを理由に切り倒されてしまった。今はそこに華奢なサクラの木が並んでいる。
桜の木が嫌いだという訳ではない。無論好きな花で、武骨な杉の木にかわって桜が植えられたことを知ったときにはそれなりに喜んだ。けれど夏になるとあの剪定の日の濃密な鮮烈な、針葉樹独特のむせ返るような香りが恋しくなる。雪の積もる隙間から見え隠れする緑の葉が、恋しくなる。

ヤエザクラの枝を欲しがって泣いたあの日、隣の奥方がわたしを近所の花屋へ連れていってくれたことを覚えている。建物の裏に咲いていたヤエザクラは背ばかり高く伸び、誰の腕も枝に届かなかったのだ。どのお花でもいいよ、好きなものをお選び。そう言われてわたしは一層激しく泣いた。あのお花でないと嫌なの。あのお花はここにはないもの。
ヒマラヤスギが目の前からなくなってしまったあの年、もう十分に分別がつく歳だったというのに、あの匂いがしないと嫌なの、と泣きたい気持ちになった。精油でもどこかの枝でもだめ、この窓いちめんを満たすような濃密なあの針葉樹林の香でないと嫌。
違う場所を次の住処に選んだはずなのに、わたしはやはり今年も、杉並のちいさな家の窓から見る風景のレプリカを探していた。公園が見えるといって喜んでいたはずの窓も、遮光カーテンとクローゼットで隠してしまった。あの窓いちめんを満たす針葉樹林のおもたい夏の匂いがないところなんて、と。

──窓のしたから弱々しく香るあまい匂いに気がついたのは、この家に来てからはじめてのことだ。
夏の夜の湿った空気に運ばれてわずかに馨り立つ、これは、そうだ梔子だ。気ぜわしくカーテンを振り払って窓を覗き込むと、階下の庭には背の低い梔子の植え込みが並んでいる。花期の短い、うつくしく咲く時間がほんのわずかの、傷みやすい肉厚の白い花を闇にうかべて梔子が咲いている。

そうか、これからは夏をこうして感じるのだな。
まるで知らないこの場所に、夏の匂いをひとつ見つけたような満ち足りた夜。おもたい甘い湿度の高い、いつしか部屋中にみちるように流れ込む梔子の香り。来年またこの香を嗅ぐ頃、わたしは季節の廻りにきっと気づくのだ。

いつかこの窓が失われるとき、わたしはあの針葉樹の匂いのように、この梔子の香をなくして泣くのだろうか。

夏の真昼

Date
2007-06-18 (月)
Category
clothes | みうみうにっき

prettypink.jpg

遡って土曜日の話になるが、整体の先生のところに行ってきた。専用の器具を使い、「じんわりと骨を元に戻す」というコンセプトの整体屋さんだ。半年前位から通っているが、たしかに効いている実感がある。ここは同時に二人まで施術可能とのことで、家主先生にひっついて通うきっかけを作った。
同じ区内なのだが、公共交通機関を使おうと思うと、バスが出ているあたりまで電車で数駅、さらにそこからバスに乗って、バス停から歩くこと10分弱、というたいそうえぐい立地。いっそ最寄り駅の駅前からタクシーを使ったほうが楽だろうということで、タクシーを使って通っている。

流石にPrettyの服は平日には着られない、というのと、整体の先生が幸い何を着ていっても驚かない──内心どう思っているかは知らないが──ので、休日らしく久しぶりにPrettyの服を着てみた。これは去年の夏に勢いで購入したもので、この何とも言えぬ頭の弱そうな(念のため補足するが、褒め言葉だ)味付けが好きで去年は何かとよく着ていたのだが、今年は不思議と出番がなかった。せっかくこの時期に着やすい色をしているというのに、着ないのはもったいない。
ちなみに整体の施術の間着ているTシャツ、たまにAppleだったりオライリーだったりしてそれどうなんだ自分、と思わなくもない。

帰りは歩いて帰ろうか、といいながら、先生の家の近くのコンビニで飲み物を買い、普段家主先生が自転車で通う道を歩いてきた。暑いねえ、もう夏だねえ、なんて言いながら、先生が施術前に言っていた冗談を思い出した。
「もう梅雨明けましたからね」たった一日かよ!!

散歩に行く

Date
2007-06-17 (日)
Category
clothes | みうみうにっき

rococofleur.jpg

朝から昼過ぎくらいまでぼーっとして過ごして、美容室から帰ってきた家主先生と昼食を食べ、まったりとル・マンの映像を眺めていたのだけれど、散歩にでかけたくなった。
隣の駅まで歩いて行き、まずはベーグルを軽くいただく。雑貨屋を眺めたら、以前見つけて気になっていたかごバッグがなくなっていることに気づく。やはり買っておくべきだったのか。
落としぶたを買う買わない、計量スプーンを買う買わないといいながら結局何も買わずに食材やさんへ移動。食材屋さんではハーブを何種類か買い足したのと、ザウアークラウトが安かったのでそれも購入。家主先生と協議の末ワインを数本ストックしておこうということになり、荷物が重くなったので電車で帰ってきた。
その後やっぱりル・マンを茫洋と眺めながら──家主先生はモニタ3つPC2台と本気度が違うが──家主先生謹製のごはんを軽くいただいて、買ってきたワインをさっそく一本あける。うん、この値段でこの味なら悪くない。

先週雨模様で着て出られなかった、メアリのロココフルールOPを着てみた。Janeのブラウスをあわせて。このブラウスは本当にお役立ちアイテムで、実はもう一枚欲しいくらいだ。

rococofleur

Date
2007-06-12 (火)
Category
clothes

rococofleur.jpg

Maryの「ロココフルールワンピース」。久しぶりの「受注じゃなくて販売」で、わたしは頭を悩ませていた。
もとはと言えばミルローズ。ミルローズの初回受注で申し込み損ねたあたりから今期の買い物計画が大規模に狂った気がする。「ミルローズ買えなかったし」的な勢いでタックフレアーを買い、お花刺繍風OPを買い、ティーパーティOPを買い。もう撃つ弾がありません、だったはずなのに。
ロココフルールの写真を見た途端──正確に言うとピンクの写真を見た途端だ──「ああそうかミルローズ買えなかったのはそういうことか!」と自分の中で腑に落ちてしまったのだから手に負えない。これだけ買い物してればセールで何か買おうなんて気はおこらないでしょう、とりあえず今年はセールいっても買うものはないよね、店頭にあるものはぐっとこなかったから買わなかった、ということよね? と自分を強引に納得させ、セール予算を突っ込むつもりで購入を決意……には至らず、わたしは購入を断念しようとして、発売時間に端末を離れる計画を立てていた。

とりあえず例によって表参道の客先に出向いて、その後近くにあるマッサージ屋さんに行こう。マッサージ屋さんなら回数券があるから現金の支出は押さえられる。マッサージやさんにいる間に販売が終わっていれば諦めが付くんじゃないか。そんなふうに思って7時過ぎに社をあとにした。
表参道の客先の用事が終わったのが7時50分。客先の座標はどちらかというと青学寄りなので、ここからラフォに歩いて行ったら閉店の時間だ。まさに狙った通りの展開。まったり販売時間をやり過ごそうと近くのマッサージ屋さんに入ると、予約で埋まっているという。近くの系列店での全身マッサージなら時間が取れるがどうするかと問われ、回数券が使えないと知ると泣く泣く辞退。回数券を使わないなら、よけいな現金の出費が増えるだけだ。
おとなしく表参道から地下鉄に乗って帰宅することにした。

しかしここが間違いの元。普段は絶対座れないはずの路線なのに、うっかり座れてしまったのだ。時刻は7時59分。争奪戦に乗り上げるなら今だが、せいぜい64k出るか出ないかのAirH"では無理かもしれない。いいやいっそ無理であってくれたなら。端末を開いて接続した途端×マークがずらり並んでいたら安心するだろう。祈るような──どちらを願っていたのか今となっては思い出せない──気持ちで接続。わ、まだ全品ある。
あわててカートに入れた。もちろんOPのピンク。サーバ激混み。「恐れ入りますが時間を置いてやり直してください」いや時間置いてたら負けるから! リロードに次ぐリロードで、たまにデータをロストして途中からやり直しになったりして、電車に乗ってる間じゅうサーバの処理限界と格闘しつづけたように思う。花をめぐって蝶のように舞い蜂のように刺す攻防。表参道から某所までがあんなに近かったのははじめてだ。あとメアリの使ってるカートシステムが(多分ワンタイムで使い捨ての)ユーザID管理になっていることにも初めて気がついた。

無事買い物が済んだ翌日にメアリからメール。
その場でネットバンキングで決済完了。
その日のうちに発送メールが届く。
翌日クロネコ到着。
いままでメアリでの買い物は受注を首を長くして待つのが自分の中ではメジャーだっただけに、とても新鮮だった。

早速週末に着ようと思っていたけれど雨が降っていたので断念。今週末晴れていたら着たいなあ。

で、ここからは愚痴のような不満のような。
これ、プリーツ部分の仕立てがいまいちで、ボックスプリーツがきちんと出ないのね。
詳しくは写真撮ってあとで書こうと思うけど、裏から縫い留めるのも仕上がりがきれいでなさそうで、メアリのプリーツものは現物みてからでないと買えないなと思った次第。

お茶会の誘惑

Date
2007-06-12 (火)
Category
clothes

teaparty.jpg

たまたまその日はエミキュに行くつもりだった。というより、Janeで予約していたヘッドアクセサリーを取りにいくつもりで、表参道にある客先に郵送で済むような用事を無理にこじつけて定時で上がるつもりだった。
エミキュに何やら入荷したらしいという噂は、人づてに耳にしていた。どこぞの掲示板では大盛り上がりだったそうな。夕方まであるかな、と不安になった。そんなにかわいいなら店頭にあるうちにひとめみたい、みてぐっとこなければそこまでの縁だけれど、見る間もなく店頭から消えてしまっては悔いが残る。8時過ぎに打ち合わせをしたいという営業の電話を受けて軽くパニック状態に陥ったわたしは、慌てて用事の時間を繰り上げて一旦表参道に出向き、その後社に戻ることにした。

担当、というほどでもない、顔なじみの店員がいて、今日入荷したばかりだというそれを見せてもらった。すごい可愛いという話を鵜呑みにしていらん妄想ばかりを繰り広げていたわたしは、足のないテーブルの上に乗ったケーキやいちごの小ささと、テーブルの無駄な目立ち具合に軽く失望を覚えた。けれどストライプの感じやOP、JSKの仕立て自体はとても好きな形。裾の卓さえ見えなければものすごく好きだ。
まあ買う程ではないかも、と思いながら、とりあえずJSKを鏡の前で合わせてみた。その日はたまたま白いパフスリーヴのブラウスを着ていたのだけれど、決してあわないわけではないアイテムなのに、いまいち当てた感じぴんとこない。ああこりゃだめだな、と思ってだめもとでOPをあわせてみたら、あら不思議。
珍しく何の違和感もなくすとんとはまる感じ。はっきりした色合いのストライプはもともと好みで、黒なら無難に似合う色だ。それ以上にハイウエストなのに思ったほど太って見えず、シルエットが可愛らしい感じになりそうだ。試着したかったけれど流石に時間がなく、かといってここであっさり引いては後悔しそうだ。検討する時間をとりたいと思って、在庫が少なくなってきたら電話くださいとお願いした。
「ティーパーティ柄」という名前であることを、伝票に電話番号を書く段になって初めて知った。このまま購入していたら、柄の名前も知らないままだったかもしれない。

翌日の昼前、あれは多分11時半を少しまわったところだったと思う。出かけようとして電車に乗り込む直前にエミキュからの電話が鳴った。案の定、在庫が少なくなってきたんだそうな。数秒は躊躇したが、やはり忘れられずにお取り置きをお願いしてしまった。
1週間たってようやく回収に出向いた日に、ちょうどスタンプカード満了。ノベルティはポットだと思っていたのに、どうやらごく最近変わったらしく、ティーカップとソーサーを連れて帰ることになった。あちらこちらの店で買い物したりカードを途中で失くしたりしているため、ポイント満了になったのは実は初めて。ティーカップとソーサーを見ると、ポットをもらいそこねたのが悔やまれてならない。

8/19 コミックマーケット72当選です

Date
2007-06-07 (木)
Category
イベント情報

日曜日 西地区 “ち”ブロック 22a 「天使奏楽堂」
です。無事当選しました。
珍しく文芸が3日目に配置されているので、近場で友人がずらりそろいそうな感じです。

新刊はなんとか頑張りたいとおもいます。

つぶやき続ける

Date
2007-06-05 (火)

要は部屋が散らかっているということなんですが
なんか折畳みのチェアが出してあって
それがあまりに居心地がよくて
部屋の生息エリアをすごい勢いで潰している

自分の服が生息エリアを劇しく食い潰していて

……すいません片づけます……
あとわたしの荷物の箱が2箱手付かずファンタジー

エミキュ新ノベ

Date
2007-06-02 (土)
Category
みうみうにっき

 

取り急ぎ会社でこっそり撮影。
これを見てしまうと
ポットを逃したのがたいへん悔やまれます……

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